モービルマッピングで三次元データを提供
2019年9月18日

災害復旧を迅速化するモービルマッピング

台風などで道路に冠水や土砂崩れといった被害が発生した場合、現地の被災状況を正確に把握することは復旧計画を策定するうえで非常に重要です。

しかし被害の発生場所が広範囲にわたる時は、全域をくまなく調査するのは非常に手間がかかります。そんな時に活躍するのが、モービルマッピングという先進的な測量システムです。モービルマッピングは、車などの移動体に測量機器を搭載し、走行しながら自動的に各種のデータを取得できるシステムです。中心となるテクノロジーは、全方位を高解像度で撮影できるデジタルカメラと、目標の対象物を三次元的に把握できるレーザースキャナです。

これにGPSによる位置情報を加えることで、路面に破損があるかどうか、あるとしたら幅や奥行きはどれくらいか、ガードレールや街路灯といった周辺工作物の状況はどうか、といった現状確認を短期間で効率的に行うことができます。

モービルマッピングで集めたデータをコンピュータで処理すれば、調査個所の現況を画像で確認できるだけでなく、3DCGモデルを作ってさまざまなシミュレーションに利用することもできるようになります。そのため、土木や建設工事のための基礎資料として使えます。また、定期的に車を走らせて調査を継続すれば、復旧工事の進捗状況をその都度チェックすることが可能です。小型の測量機器を使えば人が背負って歩くこともできるので、車が入り込めないような場所も調査できます。

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