モービルマッピングで三次元データを提供
2019年9月12日

モービルマッピングで正確な道路地図を作る

道路地図を作製する場合、通常は航空写真などを資料にして図案化の作業を進めていきます。

しかし精度を高めようとすればするほど、現地調査の必要性が増してくることになります。ただ、総延長が何キロメートル、あるいは何十キロメートルにもわたる道路をもれなく現地で測量するのは大変ですし、交通規制なども行わなくてはならないので非常に手間がかかります。こうした課題を解決するための新技術として注目を集めているのが、モービルマッピングというシステムです。

モービルとは「移動性の」「可動性の」といった意味を表す言葉で、モービルマッピングはその名の通り移動しながら地形等の測量が行えるという技術です。道路について調査したいのであれば、測量機器を搭載した車を走らせるだけでデータを集められるので、非常に効率的です。河川の状況などを調べるために、船舶に搭載することもできます。モービルマッピングに使用する測量機器は、GPSやデジタルカメラ、レーザースキャナなどから構成されています。

これらを操作することで、走行した各地点の位置情報や画像データ、レーザー点群による距離データなどが自動的に取得されます。集められたデータを加工すれば、現地の状況を正確にコンピュータ内で再現することができます。平面図はもとより立体図も作れるので、路面の凹み具合や街路樹の生育状況、屋外広告の設置状況なども三次元的に把握することが可能です。地図作製ばかりでなく、不動産開発のシミュレーションなどにも応用できます。

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