モービルマッピングで三次元データを提供
2019年6月21日

航空レーザー計測の役割り

航空レーザー計測とは航空機に搭載したカメラ付き測距儀から地上に向けてレーザー光を照射し、地上からの反射波とレーザーが返ってくる時間差により地上までの距離を計算する測量方法です。

レーザーは植物の葉や水も透過するため森林や海底の詳細な地形データを測れ、カメラによって正確な空中写真データを得ることができます。地震や台風などで土砂災害が起きた時には土砂崩れの被害状況などを短時間で把握でき、平成20年の岩手宮城内陸地震では航空レーザー計測により天然ダムの一部決壊にいち早く気づけたことで全壊を未然に防ぎ、ダム決壊による被害を最小限に抑えることができました。

岩手宮城内陸地震の後、災害現場での航空レーザー計測の需要が飛躍的に伸び、平成30年に小型無人航空機のガイドラインが施行されてからは、人が搭乗する小型航空機が入れない場所は小型無人航空機で計測できるようになるなど計測の幅が広がっています。身近なところでは高い建物を建設する工事現場や林業の分野で利用されており、建物の頂上を航空レーザー計測して工事の進捗を計算したり、樹木の成長を計測するのが一般的な使われ方です。

特殊な使われ方としては、文化財の屋根部分で修繕が必要な箇所を調べたり、海底の岩礁を計測して船舶の事故を防ぐためにも使われています。夜間でも計測できることから市民生活に影響を与えることなく計測できる方法なので、今後も更なる需要が見込まれる計測方法です。

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