モービルマッピングで三次元データを提供
2019年6月18日

航空レーザー計測で地上の様子を効率的に把握

近年、ものづくりの現場ではレーザースキャナと呼ばれる機器の普及が広まっています。

これは、物体にレーザー光を当て、それが反射して戻ってくるまでの時間や位相のずれを計測し、数値としてデータ化するというものです。物体表面の起伏などを詳細かつ三次元的に記録できるため、試作品から鋳型を成型する際などに使われています。同様の技術は、測量の現場にも応用されています。それが航空レーザー計測です。

このシステムでは、飛翔体にレーザースキャナを搭載し、空中を飛行しながら地形の様子などを記録します。作業には飛行機を使うのが一般的ですが、小型のものであればドローンに搭載して地上からの遠隔操作によって計測することも可能です。従来、上空から地上の様子を観測する際は、写真撮影を行うのが一般的でした。しかし写真は当然ながら二次元レベルでしか状況を再現することができません。

これに対して航空レーザー計測では立体的な空間把握が可能となるため、たとえば山腹の傾斜具合や、植生の分布などを高い精度で記録できます。そのため、3DCGによる地形モデルを作成したり、自然災害の発生状況を確認したりするのに適しています。また、写真撮影の場合は高度を上げるほどに細部がぼやけてしまいますが、航空レーザー計測はデータの精度が高度に依存しません。そのため、広範囲のエリアを効率的に測量することが可能になり、作業期間の短縮や航空燃料の節約にも役立ちます。

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