モービルマッピングで三次元データを提供
2019年6月15日

航空レーザー計測という先端技術

山や川、都市といった地上の様子を観察するには実際に現地に行って測量を行うのが最も正確ですが、広範囲わたる地域を実測するとなると大変な手間がかかります。

さらに、場所によっては人や車が入れないこともあります。そのため、現在では飛行機やヘリコプターなどを使って上空から観測する手法が広く普及しています。上空から地表面の地形や構造物などを観測する場合、従来は航空機にカメラをセットして地上を撮影する、いわゆる航空写真を用いるのが一般的でした。しかし最近では、さらに新しいテクノロジーが実用化され、普及が進んでいます。

それが航空レーザー計測です。航空レーザー計測は、航空機にレーザースキャナと呼ばれる装置を搭載し、地上に向かってレーザー光を照射することで地形などを把握することのできる技術です。具体的には、照射された光が地上で反射して戻ってくるまでの時間を計測し、各ポイントにおいて地上までの距離を算出します。このデータに機体の傾きや速度などを加味した補正を行うことで、地上の凹凸を数値として記録することができます。これをコンピュータで処理すると、精度の高い地図が作成できます。

航空レーザー計測の利点は、写真撮影には向かない気象条件下でも作業ができることです。航空写真だと空中にもやがかかっていたり明るさが十分でなかったりすると精細な画像を得ることが難しくなりますが、レーザー光はこうした状況でも影響を受けません。また、計測精度が高度に左右されないため、高いところから計測すると細部がぼやけてしまうといった懸念もありません。

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